出汁殻を使ったトマトパスタ

出汁殻を使ったトマトパスタ

昆布や椎茸を使って出汁を取ったあと、やはりそれを捨ててしまうのはもったいない。
ということで、今回は出汁殻を使ってパスタを作ってみようと思います。
トマトには昆布と同様にグルタミン酸が含まれているので、旨味の相乗効果が期待できそうです。

今回の材料はこれ。

出汁殻を使ったトマトパスタの材料

材料 (2人分)

鶏肉 … 150g(こぶしひとつ分くらい)
たまねぎ … 1/4個
白菜 … あまりの芯の部分を適量
にんにく … 6かけ
唐辛子 … 1本
パスタ麺 … 2人分
かぼす … 1個
こんぶ … 1枚(出汁殻)
椎茸 … 3本(出汁殻)
トマト缶 … 半分くらい
しょうゆ … さっとひと振り分
塩 … 適量
こしょう … 適量
バター … 適量

1.具材を切ります

たまねぎ、白菜を千切りにします。
出汁殻の昆布と椎茸も細い千切りにします。
にんにくは潰します。
唐辛子は手でちぎります。
鶏肉は2cm角くらいの食べやすい大きさに切ります。
※このとき麺を茹でる湯を沸かします。

出汁殻を使ったトマトパスタの具材を切る

2.麺を茹でながら、具を炒める

沸騰したお湯に塩を入れた後、麺を入れます。
麺を茹でながら、フライパンにオリーブオイルをなじませます。
潰したにんにくと唐辛子で香りをつけます。
少しにんにくの香りがしだしたら、鶏肉を入れます。

具材を炒める

鶏肉に少し火が通ったら、たまねぎと白菜を入れます。
少し炒めたら、麺の茹で汁をフライパンに投入します。
そこに千切りにした昆布と椎茸を入れ、トマト缶を入れます。
しょうゆ、塩、こしょうを振り、混ぜながら炒めます。

3.完成

麺を指定の半分の時間で上げて、フライパンに入れ加熱します。
最後にバター・塩・こしょうで味を整えます。
盛り付けのときに、半分に切ったかぼすを添えて完成です。
お好みでパルメザンチーズを掛けても美味しいです。

出汁殻を使ったトマトパスタ

今回は出汁を使った訳ではないですが、出汁殻の昆布と椎茸が旨くトマトとマッチして、絶妙な旨味になってくれたと思います。
トマト缶を使ったパスタの場合、酸味が強くなりすぎてしまうときがありますが、バター、しょうゆ、出汁殻がその酸味を旨く中和してくれて、旨味に変えてくれるような感じです。

トマト、昆布の「グルタミン酸」
椎茸の「グアニル酸」
そして、鶏肉の「イノシン酸」

見た目もあんまり良くないし、自分で言うのも何だけど、この3つのうま味成分が入っているパスタは最高に美味しかったです!