大戸屋の「四元豚のロースかつ重と削りたて鰹本枯節付きの手作り豆腐」

大戸屋の「四元豚のロースかつ重」と「手造り豆腐 〜削りたて鰹本枯節付き〜」

日本には出汁のうまみを味わうことができる飲食店がたくさんあります。
この企画「出汁を味わえる一品」は、そんなお店の一品を紹介する記事です。

今回は、表参道にある大戸屋の「四元豚のロースかつ重」と「削りたて鰹本枯節付きの手作り豆腐」のご紹介。

「ちゃんとごはん」というコピーを掲げている大戸屋。
その名の通り、ちゃんとしっかりとしたごはんを食べられます。

▼大戸屋ウェブサイト
https://www.ootoya.com/

きちんと店内で調理をされた料理を食べられるチェーン店というのは珍しいのではないでしょうか。
やっぱり、僕はお米が好きなんだと思います。
この日、午後からの仕事に向かう途中、ランチどきに表参道を歩いているときに大戸屋を見つけて
「あぁ、やさしい和食がたべたいなぁ」と思い、そそくさとお店に入りました。

やさしい和食が食べたいといいながら、店内の美味しい香りを嗅いでいたらお腹がさらに空いてきて目についたメニューは「四元豚のロースかつ重」
https://www.ootoya.com/menu/detail/002755.html

大戸屋の「四元豚のロースかつ重」

メニューの説明には、

「お店でひいた出汁に、昆布を合わせた割下で、サクッと揚げたロースかつを、ふわとろ卵でとじました。」

はい、決まり。これ食べます。

そして、さらに気になるメニューが。
サイドメニューの「手造り豆腐 〜削りたて鰹本枯節付き〜」。なんと200円。
https://www.ootoya.com/menu/detail/002829.html

大戸屋の「手造り豆腐 〜削りたて鰹本枯節付き〜」

本枯れ節が200円で食べれるとは驚き!と、これもオーダーすることにしました。

さあ、出てきました。

大戸屋の「四元豚のロースかつ重」と「手造り豆腐 〜削りたて鰹本枯節付き〜」
本日のランチです。ボリュームいい感じだなぁ。
これ以上食べると太るけど、これくらいならまあいいか、という量。
まさにちゃんとごはん。

ロースかつは結構ボリュームありまして、肉厚です。
このロースかつととじ卵と三つ葉を合わせて食べます。
これが美味しい。

大戸屋の「四元豚のロースかつ重」

ロースかつに出汁の旨味がきちんと染み込んでいて、それがロースのあっさりとした油と絡んで旨味の相乗効果が起きている感じです。これは幸せだ〜。
このまま一気にロースかつ重を食べきってしまいそうだけど、ちょっとみそ汁とお新香で口直しをして、次に本枯れ節付きの豆腐を食べていきます。

これ本当にびっくりしました。
鰹本枯節がかなりの量入っています。
これは大戸屋さん、なかなか太っ腹だと思います。
そして、見てください。このふわふわなかつお節のテクスチャー。


これって、もしかして店内で削ってるんじゃないか?と思うくらいです。
本当にそうだったら感動だけど、メニュー名に「削りたて」とあるからそうなんだろうと思います。

たっぷりと豆腐の上にかつお節をかけて、醤油を少し垂らして食べると、鰹の旨味、醤油の塩味、豆腐の甘みが一体となって幸せが広がります。
シンプルだけど美味しいなぁと思います。
本枯れ節は口の中に入れてもふわふわする感じで、市販の花かつおとはぜんぜん違う(当たり前だけど)。

で、この本枯れ節の量が多いから、豆腐を食べても余っちゃいます。
それをロースかつ重で「あえて」お米を余らせて、おかかごはんを作っちゃいます。
あえてね。

本枯れ節のおかかごはん

美味いね〜、これがほんとに。
大戸屋さんのごはんは最高です。

あとで、大戸屋さんのウェブサイトを見てみたら、こんなコンテンツが。
https://www.ootoya.com/about/hitotema/karebushi.html

やっぱりちゃんと店内でかつお節を削ってるみたいですね。
これは素晴らしい。
ごはんが出てくるまでちょっと時間がかかるのは、これだったんですね。
手間がかかってます。

そして、きちんと出汁も店内でひいています。
https://www.ootoya.com/about/hitotema/dashi.html

だから出汁の旨味を感じられるメニューが大戸屋にはたくさんあります。
ほっと安心する美味しさに出会いたいときは、大戸屋にくるといいですね。

またちょくちょく来たいと思います。