「だしあそび」ブログ開設のご挨拶

dashi ingredients

はじめまして、「だしあそび」の管理人「丸もとき」といいます。
文字通り「遊ぶ」ように「だし」と戯れていきながら、「だし」の奥深い世界を知ったり、実際に「だし」を使って料理をしてみたり、という活動を記事にして発信していきたいと思っています。

ぼく自身のこととブログ開設のきっかけ

ぼくは主にWeb関係の制作業務をフリーで受ける仕事をしています。
受託の仕事が多い中、自分自身で仕事を作っていきたい、という想いがずっとありました。
元々、Web制作会社の社員として働いていましたが、独立したきっかけはそのような想いがあったからです。
ただぼく自身は「大きな仕事を成し遂げよう」といった大志はこれといってなく、会社組織を作るといったことも「会社嫌い」な人間としては、全く興味がありませんでした。

だから、自分ができる範囲で、自分ひとりでできる仕事を立ち上げてみたい、ということで何かのブログメディアを立ち上げるということにしました。

ブログメディアのテーマを考えるときに、いろいろと案はありましたが、自分自身が好きなこと、情熱を傾けられる対象として「食」をテーマにすることにしました。
そんなときに、とある「だし屋さん」に出会い、「だし」の深い世界を探求してみたいという想いがふつふつと湧いてきました。
そこで「よし、だしを知る過程も含めてブログにしてみよう」ということで、このブログを開設しました。

奥深いだしの世界

こんなブログを開設するのですが、ぼく自身はたまにしか料理をしない人でした。
だから世の中の料理人や主婦の方など、日々料理をされる方には出汁の使い方の知識など遠く及びません。
最近、「出汁をもっと知ろう」という気になってはじめて「昆布」と「かつお節」で出汁を取ってみたくらいです。

そんな出汁の世界の最初の一歩を踏み出したくらいのぼくですが、すでに出汁の奥深さに驚いています。
お味噌汁を作るときに、今までは「味の素」の出汁で作っていましたが、実際に「昆布」と「かつお節」で出汁を取ると、まったく違うしっかりとした旨味が感じられる「味噌汁」になりました。

先人たちはよくこんな方法を思いつき、編み出したな、と思います。
昆布もかつおも海の幸ですが、収穫されたあと、果てしない工程を経てそれぞれ「昆布出汁」になり「かつお節」になります。
ぼく達の口に入る前には、その出汁を調理に使うノウハウがたくさんあります。
こうした出汁にまつわる工程やノウハウは、これまで先人たちが長い年月をかけて積み上げてきたものです。
そこには、先人たちの大切にしてきた文化がありドラマがあったはずです。
それは「和食」の文化であり、「日本」の文化の一部です。

そんな出汁の奥深さに少しでも触れていきたいです。

出汁を伝えていく

物流が発達していく中で、食文化は多様なものとなっています。
またインターネットによって、様々なレシピ情報が発信される世の中になっています。

すでに出汁を使った商品やレシピは日本だけでなく海外にもたくさんあります。
つい先日、海外のジャーナリストの方がペットボトルに入った出汁を飲んでいる姿をSNSで見かけたときは、「ここまで広まっているのか」と感心したものです。

そういった事実もありますが、出汁の原料となる昆布については生産量が下がっているという現実もあるようです。

日本では当たり前の存在となっている出汁ですが、食文化の多様化によって出汁を使う機会が増えていないということがあるような気がしています。
それに伴い、昆布漁業に携わる人たちも後継者問題が相まって減ってきているのでは?と想像に難くありません。

だからといって世の中から出汁がなくなっていくとは思いませんが、需要と供給のバランスは大事です。
日本の市場はこれから大きくはならない現実を踏まえると、これから出汁についてより知ってほしいのは海外の人たちです。ぼく自身がそこで大きな役割を果たすというような大それたことは考えませんが、少しでも海外の人たちに出汁の世界を知ってもらいたいので、今後多言語でこのブログの記事を発信していけたらと考えています。

出汁と遊び、文化を知ること

「出汁」という日本の和食文化の元をテーマにしたこのブログで、自分自身「出汁」を使って遊び、日本の文化をより知っていきたいと思っています。

出汁を通して見えてくる日本のおいしい料理、文化、風土、人のドラマなど、実はあまり知られていないけど「こんな話があるよ」というものを伝えていきたいです。

国内の人だけでなく、海外の人たちにもその情報に触れてもらい、「だし」の文化を感じる機会になればうれしいです。

そして日本の「だし」の文化をもっと世界中の人に知ってほしい。
その奥深い味を感じてほしい。

そんな想いで、このブログをやっていきたいです。