上品な味わい くろおびの「利尻昆布ラーメン」@虎ノ門

利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

日本には出汁のうまみを味わうことができる飲食店がたくさんあります。
この企画「出汁を味わえる一品」は、そんなお店の一品を紹介する記事です。

第2回は、虎ノ門にあるラーメン店くろおびの「利尻昆布ラーメン」のご紹介。

この日は午前中のアポで虎ノ門に来ることになっていたので、前日に虎ノ門にある出汁のおいしい飲食店を探していたところ見つけたラーメン屋さんです。
虎ノ門の会社員の人たちがランチに繰り出す12時ごろにアポが終わり、空きっ腹でいそいそとお店に向かいます。
くろおびは、虎ノ門から新橋方面に5〜6分くらい歩いたところにあります。

ついてみると、何やら7〜8人ほど並んでいるのでびっくり。
けっこう人気店だったんですね。

利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

お店の外観はこんな感じ。

利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

ロゴマークがかわいい。

利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

「利尻産利尻昆布100%使用 化学調味料不使用」とあります。
こだわってる感じがぷんぷんします。

利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

どんな味のらーめんだろう?と楽しみにしながら、15分くらい待つと入れました^^
お店は15,6人くらい入る規模かな。

さて、メニューを見るとありました「利尻昆布ラーメン」。
今日はその中でもどうやらイチオシっぽい「くろおびラーメン 塩」をいただきます。

メニュー 利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

「う〜ん、待ち遠しい」と待っているときにメニューを見ていると、メニューの裏に「利尻昆布ラーメン物語」なるものが。
店長さんの、このラーメンを作るきっかけや作るまでの悪戦苦闘や想いが綴られていました。

物語 利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

子供でも安心して食べられるようにと、化学調味料が入っていないラーメンを作ろうと思い立ったところから、さまざまな壁が立ちはだかりますが、それをひとつひとつ乗り越えていって、やっとのことでできあがったラーメン。
これを読んだら、本当に1,000円という価格でこのラーメンは成り立つんだろうか?と思ってしまいます。

利尻昆布を使ったこだわりだけでなく、ちまたの割り箸だと漂白剤や防腐剤が入っているということで、奈良県吉野産のヒノキの割り箸を使うほど
味には関係ないですが、店長の想いがひしひしと伝わってきます。

ヒノキの割り箸 利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

そうしているうちに、きました「くろおびラーメン 塩味」

利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

スープは結構こってりしてそうな雰囲気。
チャーシュー2枚に煮卵、なが〜いメンマ2本、海老ワンタン2つに、ねぎがトッピングされてます。
具も多い!本当に1,000円で大丈夫か^^;

利尻昆布ラーメン くろおび@虎ノ門

スープを飲んでみると、とても上品な味わい。
見た目よりも上品なスープ。さすが利尻昆布の出汁。
このラーメンには他にも魚介系六種、動物系八種、野菜五種の出汁をとっているそうで、上品な中にもしっかりとした旨味がでています。
だから、上品なんだけど食べごたえがあります。

いろんな出汁が入っているけど、利尻昆布の存在感はなくなってないように思います。

濃さが行き過ぎず、柔らかい口当たりだから、1杯食べた後、またすぐにこのお店に来て食べたくなります。
今日もいいお店を知りました。